フッ素樹脂とは

フッ素樹脂は、エチレン重合体の水素原子を1個以上、フッ素(F)に置換して、CーP結合させたものです。

 

四フッ化エチレン(CF2ーCF2)、三フッ化塩化エチレン(CF2ーCFCI)、フッ化ビニル(CHFーCH2)などのポリマーやその他共重合体があります。

 

フッ素樹脂のメリット・デメリット

 

非常に科学的に安定していて、耐摩耗性、絶縁性、耐候性が高い高性能樹脂なのですが、結晶性のポリマーのために、有機溶剤に溶けにくいのがデメリットです。

 

塗料として使う場合は、粉末状のフッ化ビニリデンをアクリル樹脂と合わせて焼き付け塗装するというような方式で使われていました。

 

最近では、新しく、有機溶剤によって溶解することができるフルオロオレフィンとビニルエーテルの共重合体が開発されて、常温乾燥の塗料が使われるようになっています。

 

例えば、東京湾横断道路の橋脚や、関西国際空港などの過酷な環境にある用途にも使われています。

 

この塗料を外壁塗装に使った場合は、20年以上の耐久性があると言われているのですが、他の樹脂と比較すると、少し汚れが目立ちやすい点があります。

 

この20年の耐久性能は、あくまで実験室の塗装性能なので、塗り替え塗装の場合は、おおよそ15年程度で宣伝をしているところが多いですね。

 

高耐久性とはいっても、値段が高いので、カーテンウォール剤のような耐候性を要求される高級な建築物の外装材の上塗りにだけ使われることもあります。

 

一般住宅に使われるケースはだんだん増えてきていて、水性ウレタン塗料と同じように、ポリマーを分散させる方式が開発されて、生産量も増え、コストが下がって需要も増えています。


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