塗装で使われる塗料は、大きく分けると

  • 塗膜になる部分
  • 塗膜にならない部分

があります。

 

塗料の見えない部分が重要

塗膜になる成分のうち、顔料以外の成分は、展色材(ピヒクル)と呼ばれています。

 

ピヒクル(Vehicle)は、英語でよくビークルって言いますよね。

 

その「乗り物」という意味の他にも「媒介物」という意味もあって、伸ばして広げる役割をする意味なんですね。

 

塗料として当てはめると、流動性があるけど、塗布された後に降下するようになっていて、塗料の性状、性能を決める重要な部分なんです。

 

主な要素は今では天然樹脂から合成樹脂になっている

 

主要素には、乾性油、天然樹脂、合成樹脂が使われます。

 

乾性油とは、空気に触れると参加して固まる性質がある、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の脂肪酸を含む植物油のことを言います。

 

この油を使った塗料が「油性塗料」なんですね。

 

ただ、これらをそのまま使った場合に、乾燥までに数日以上かかってしまって、実用性がないので、加熱して乾燥性を改善したボイル油が使われています。

 

このボイル油は、亜麻仁油、大豆油、桐油などの植物油にマンガン、コバルトとうの金属化合物(ドライヤー)を加えて煮沸して、感想性を高めた乾性油なんです。
よく、油絵を描く時にも使われています。

 

天然樹脂

 

天然樹脂とは、植物や動物から分泌される物質のことで、溶剤や高温の状態で融解する性質のある物質が使われています。

 

植物性のものには、漆、ロジンのように樹木の液から取れる樹脂やコハク、コバールのような化石樹脂があります。

 

動物性のものには、ラックカイガラ虫の分泌物であるセラックがあります。

 

今までは、塗料の種要素は、こう言った乾性油、天然樹脂だったのですが、それほど耐久性が優れているわけでもないんです。

 

今ではそう言った天然樹脂素材ではなく、耐候性が優れている合成樹脂に急激に変わって、特に、紫外線や夫婦にさらされる屋根や、外壁等の屋外に使われる塗料には、合成樹脂が使われています。

 


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