シリコン樹脂の特徴とは

シリコン樹脂は、ケイ素(Si)を核とした
シロキサン結合(ーOーSiーOー)
をもつ無機化合物です。

 

この結合体をもつケイ素化合物は、地球の表面を形作っている岩石を構成していて、水晶やガラスの原料の石英(セキエイ)などの主成分であったりするように、とても安定した物質です。

 

シリコン樹脂のメリット・デメリット

 

本来のシリコン塗料は、分子の端末の水酸基が高温で反応して、脱水、硬化する性質があります。

 

そのため約600度に耐える高耐熱性塗料なのですが、低粘度のため顔料が沈殿しやすいということや、価格が高いという問題があります。

 

こういった欠点を補うために、他の樹脂と組み合わせて変形したものが使われています。

 

アクリル樹脂と共縮合させたアクリルシリコン樹脂は、耐熱性が200度前後になるのですが、ウレタン樹脂系塗料よりも高性能な建築用塗料として、大型建造物のカーテンウォールの塗装等の需要があったりします。

 

2液性の塗料は、硬化剤ではなく、触媒が作用して、空気中の水分と作用して硬化するので、比較的低温の状態でも硬化させることができます。

 

外壁塗装用に人気のある1液水系アクリルシリコン塗料は、あらかじめ、シロキサン結合を孵化させたアクリルポリマーを分散させたエマルジョン塗料というもので、塗膜の表面にシリコン成分を配列させるものです。

 

一般の合成樹脂は、炭素(C)を核とする有機化合物ですが、シリコン樹脂は、無機化合物であるケイ素(Si)を核として、化学的に安定したシロキサン結合によって架橋しているので、有機物と無機物のハイブリッド、と言われたりもします。

 

 

耐熱性や耐候性に優れていて、少し付着性に劣るのですが、低帯電性のために汚れを寄せ付けない特性もあります。

 

戸建住宅の塗り替えについても、耐久性能があることがいい、とされているので、各塗料メーカーからアクリルシリコン塗料が多く出ています。


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