屋根塗装の仕方のポイントは乾燥
屋根は紫外線や風雨に直接さらされていますよね。
そのため、やはり家の中でも痛みやすい部分です。
意識して定期的に点検しないと、劣化に気がつくことすら難しい箇所なんですね。
屋根塗装の方法は自分でするにしても、業者がするにしてもポイントは、乾燥時間です。
乾燥時間をしっかり取らないと、せっかくきれいな塗料もムラが出てしまうんですね。
屋根の塗り替えの目安
屋根の塗り替えの時期の目安としては、やはり見た目から入ります。
- 塗装のツヤがなくなっている
- 屋根が白くなっている(チョーキング現象)
- 色落ちしている
- 屋根が黒ずんでいるように見える、赤茶色になっている
- コケやカビが発生している
- 塗装が剥がれ、屋根材の素地が見えている
こういった現象が出ているようならば、塗り替えリフォームの検討時期に来ていると判断してもいいですね。
屋根の塗り替え手順
まずは、高圧洗浄機でホコリやコケを洗い落とします。
汚れが付着していると、塗装をしてもすぐ剥がれてしまうので、屋根材が重なっている箇所や、棟部は特に念入りに洗浄します。
高圧洗浄で洗い落とせない部分は、ワイヤーブラシなどを使って洗い落とします。
洗浄工程は、最低でも2回は行って目視で何度も確認をします。
洗浄時は、水しぶきがかなり飛ぶので、近所迷惑にならないように気をつけます。
洗浄ごは、乾燥することになります。
この乾燥が不十分だと、塗料にムラが出たり接着が悪くなるので、乾燥時間は24時間以上必要です。
錆を落としたり、隙間が空いてしまった部分をコーキングで埋めたり、補修しきれない部分などは交換します。
雨漏りの原因になる、軒天ベニアの剥がれなどは、傷みが広がる前に行います。
スレート屋根の場合は、スレートとスレートの間に差し込むタスペーサーを取り付けます。
タスペーサーは、スレートとスレートの間を塗料が塞いでしまうと、毛細管現象で、雨水が上がってしまうので、隙間を確保する役目をする部材です。
塗装しない部分(鼻隠しや破風板、雨どいなど)に塗料がつかないようにマスキングテープや新聞紙、ビニールやポリシートでカバーをします。
場所によっては、隣の家の住宅や車などにもビニールシートをかぶせるなどの養生も必要です。
シーラーとは、塗料のつなぎをよくするための塗料タイプの接着剤です。
痛みが激しい場合は、このシーラー塗りを2回行います。
乾燥時間はおよそ3時間以上です。
最初に、細かい部分や塗り残しが出そうな部分を小型ローラーで塗装して、平面ぶで広いところは大型ローラーで一気に塗ります。
塗装した麺を踏んで足跡をつけないように、塗装順は、屋根頂上から下がりながら塗っていきます。車の洗車の手順と同じ要領ですね。
塗料は、容器の底に沈殿していると色むらの原因になるので、しっかりと塗料容器の中でかき混ぜてから塗装します。
仕上げ塗りは、中塗りから2時間以上経過してから行います。
塗り残しがないかよく確認をして、完了になります。
屋根塗装に使用する主な塗料
塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|
フッ素樹脂と量 | 15〜20年 | 耐久性がある。価格は高め。 |
シリコン樹脂塗料 | 8〜15年 |
紫外線と汚れが強い。 |
ウレタン樹脂塗料 | 8〜10年 |
紫外線に強い。 |
アクリル樹脂塗料 | 5〜8年 | 耐久性はあるとは言えないけど、安い。 |
屋根の塗装は自分でDIYをやろうと思えばできなくもないです。
日曜大工のつもりで、時間をかけてすることもできます。
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でも、屋根塗装はどうしても家に足場を組んでいかないとできません。
自分で屋根塗装をして、時間をかけるとなると、足場もずっと組み続けていることになります。ブルーシートもですよね。
それよりも、業者に依頼して、プロの塗装技術でお願いしたほうが結果的には安上がりです。
屋根塗装をするなら、外壁塗装と同時にするのが費用的にもおススメです。
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